我々の想い

1995年1月17日午前5時46分
神戸に居住していた私は「ゴゴゴ・・・」という地の底から鳴り響くような不気味な音と共に、
「ドーン・・ドーン」と連続して突き上げるような衝撃を受けました。
瞬間的に目が覚めた私は、とっさに子供に覆いかぶさりました。
この動きは考えておこなった行動でなく、無意識に体が反応していました。
子供を庇いながら、「隕石が落ちた」と
大きな声で叫びながら、この世の終わりかと思いました。

今は話題に上りませんが、若いころ「ノストラダムスの大予言」という本が大ヒットしており、私も例にもれず読ませていただき、1999年7月までに、空から恐怖の大王が降ってくるという、具体的な日時が頭に残っていたのです。

 

神戸は元来「地震がこない街」と言われており、震度7の大震災がくるとは夢にも思いませんでした。
住宅は全壊となりましたが、命からがら助かった私は、いつかこの体験を仕事に活かしたいと思っておりましたが、忙しい日常に忙殺され、年月の経過と共にこの想いも風化していきました。

2011年3月11日、仕事仲間から電話があり、東日本大震災のニュースを知り、すぐにTVをつけ、食い入る様に画面を見ていた私は、一瞬で16年前の記憶がよみがえり、今の自分や子供たちの命があることに涙が止まりませんでした。

この時に私は、神戸発信で防災や減災のことを世に伝えなくては、という使命感が湧き上がり、仲間と共にこの会社を立ち上げにかかったのです。

私には、自分の命にかえても守りたい人がいます、それは私を産んでくれた両親や、子供・孫たちです。家族に何かあれば私は死の瞬間まで後悔し続けるでしょう。

平常時の当たり前の幸せというのは、失ってみないと、心の衝撃度は計り知れません。
よほど想像力豊かで、積極的な方でないと、具体的な対策の行動はおこされないでしょう。
しかし、防災・減災はお金や手間がかかるものだけではありません。
まずは弊社「防災のススメ」をご覧いただき、小さなことからでも始めてみませんか?
食料品のローリングストックや家具の配置見直しなど、1円もかからない対策等からはじめてみることが大事です。
弊社では、一般的な対策から他にない商品やサービス等取扱っております。
少しでもHPを見ていただいた方のお役に立てれば幸いです。

 

代表取締役 石野信生